Une belle histoire(愛の歴史)→Mr.サマータイム

Michel Fugain(ミシェル・フュガン、フランスの歌手)のシャンソン、そして、サーカスの『Mr.サマータイム(1978)』の原曲です。

『Mr.サマータイム』は1978年のリリース、当時の僕は12歳の小学校の6年生でしたが、暑い夏の昼下がりを感じさせるやるせない旋律と見事なコーラスに、子供ながら、いい曲だなあと思いました。

由比ガ浜にて

歌詞の内容は、

ある夏の暑い日、一人の女性が、過ちを犯してしまいます。『過ち』とは、いわゆる甘い過ちであり、彼女は恋人を裏切ってしまったわけです。官能的な夏の日差しの中で、自分を見失い、恋人を忘れてしまった彼女。そのひとときの過ちが、大切な恋人を彼女から去らせてしまう…。忘れられるものなら忘れてしまいたい、そして悔やんでも悔やみきれない、夏の日の幻のようなあの時の私…。

そんな内容です。

歌を聴いて、当時は、大人のリアルな汚い部分を垣間見た気もしましたし、歌詞の中の女性の振る舞いには子供ながら強い反感を覚えた記憶があって(笑)、

実は、その点については今も変わらないのですが(笑)、それでも『ミスター・サマータイム』を聴くと、そのセクシーな旋律に捕らわれ、気が付くとアンニュイな夏の午後に佇んでしまいます。

去年の秋YouTubeで、久しぶりに『Mr.サマータイム』を聴いていて、『Une belle histoire(愛の歴史)』を発見しました。

『Une belle histoire』、僕は最初、これが『Mr.サマータイム』の原曲とは気づきませんでした。

歌手のミシェル・フュガンは男性で、コーラスでもありません(後半がイタリア人女性とのデュエットVr.もありますが)。

曲の情景は、都会の喧騒から逃れた夏のバカンス、フランスの田舎の風景、そして、その中で描かれる恋人の出会いと切ない別れを歌った”シャンソン”です。

過ぎ去った時間は取り戻せない、そんな物寂しさを感じる名曲です。

『Une belle histoire』は、2015年に壮年のミシェル・フュガンとイタリア人女性とのデュエットがアップされています。

それから、

『Mr.サマータイム』の2017年版もアップされています。サーカス結成40年記念とのことです。

どちらも、美しく年を重ねた大人に出会えます。

大人に、乾杯🥂

Jun,12,2022

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